ひたちなか・東海・那珂 ほしいも協議会

日本一の産地!ほしいも

日本一の産地 その原点

ほしいもは江戸時代に現在の静岡県で誕生しました。
保存食として軍隊の野戦食として活躍するなど、その製法は徐々に全国へと広まっていきました。そんなほしいもの製造が茨城に伝わったのは明治時代後半。湊町のせんべい屋・湯浅藤七が1908年にほしいもの製造を始め、同じ頃、那珂湊にほど近い阿字ヶ浦(現ひたちなか市)の小池吉兵衛もほしいも製造を始めました。
この二人の人物のほしいも栽培・加工方法により、茨城のほしいも造りが広まったそうです。

阿字ヶ浦(現ひたちなか市)にある堀出神社(ほりでじんじゃ)には、小池吉兵衛の胸像もまつられています。
その後農業従事者や漁業関係者の副業として定着しました。サツマイモの生育に適した水はけの良い砂地を含んだ土壌とともにほしいも作りは発展し、現在では全国シェア90%以上を誇ります。

ほしいも製造

100年続く産地ならではの品種の紹介

たまゆたか

長年愛される「たまゆたか」
茨城で作られているほしいもの中でも最もポピュラーな品種。誕生以来50年もの間、愛され続けています。一口食べると止まらない、誰からも好かれる品種です。

いずみ

深い甘みコクの「いずみ」
濃厚な甘みと柔らかな食感で絶大な支持を得ているいずみ。生産・加工の難易度が高いことから生産量が少なく、幻の品種とも称される品種です。

べにはるか

奇麗な黄色の「べにはるか」
焼きいもにするととろけるような滑らかな口どけになるべにはるか。今までのイメージを変えるほどの「黄金色に輝く美しい色」とやわらかな食感を実現した品種です。

ほしいもの栄養

ほしいもは100%サツマイモを原料とした自然食品です。
サツマイモにはビタミンE・ビタミンB群・カリウム・食物繊維・鉄など体に良いものがたくさん含まれています。中でも食物繊維やカリウムが多く含まれています。
カリウムには体のむくみの解消やナトリウムのとり過ぎによる高血圧を防いでくれる働きがあり、食物繊維には血糖値の急な上昇を防いだり、コレステロールの吸収を抑制してくれたり腸内環境を整えてくれる効果があるといわれています。
ほしいもは干すことによって、いも類に多く含まれるビタミンB2が少なくなってしまいますが、成分が凝縮されるので他の調理の仕方より栄養価が高くなります。

栄養素さつまいもふかしいも焼きいも干しいも
カロリー132kcal131kcal163kcal303kcal
たんぱく質1.2g1.2g1.4g3.1g
食物繊維2.3g3.8g3.5g5.9g
ビタミンE1.6mg1.5mg1.3mg1.3mg
ビタミンB10.11mg0.1mg0.12mg0.19mg
ビタミンC0.03mg0.03mg0.06mg0.08mg
ビタミンB229mg20mg23mg9mg
カリウム470mg490mg540mg980mg
カルシウム40mg47mg34mg53mg
リン25mg19mg23mg45mg
マグネシウム46mg42mg33mg93mg

※日本食品標準成分表2015年版(七訂)より転載

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